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第 4 回  武蔵の国の昔ばなし  『お百姓さんの助っ人』
皆様 ご機嫌 いかがでしょうか。 長七郎です。

相変わらず厳しい寒さが続きます。2月に入ってからは、東京周辺でも雪が降り積もる寒さです。皆さん風邪などひいてはいらっしゃいませんか。

さて今回は、『お百姓さんの助っ人』という、ちょっと不思議な、また夢のようなお話です。

ところで今回は、お話ついでに最後に日本と世界の農業自給率を記載しました。

それでは今日も、昔話のはじまり、はじまり〜。
いま、日野と呼ばれているあたりはな、昔は武蔵国で、宮ヶ谷村、金井村、吉 原村、宮 下村 の四つの村に分かれており、相模国の下野庭、上野庭との国境にあったそうな。
日野はなあ、近ごろ急に開けてきて、ひと昔前までの面影が残っている所は、わずかになってしもうたが、山あり、谷ありの丘陵地だったんじや。村の人たちは、この谷あいの村で、百姓をして暮らしておった。
お百姓さんが、一番いそがしい田植えや、稲刈りをするころを、農繁期といってな、戦後もしばらくの間は、学校を農繁休みにして、子どもたちも、家の手伝いをしていたこともあったんじやよ。
金井村にはなあ、いつの頃からか、農繁期になると、毎年、毎年決まって国境を越えてな、大ぜいの人たちがやってきたそうじや。
村の人たちは、その人たちをあてにして、農作業を始めることにしていたそうな。その人たちはな、一番いそがしくて大変な時に、必ずやってきて、よく働いてくれるので、村の人たちは心から感謝しておった。
「本当によくやってくれたのう、少し余分にお金を入れておいたから、取っといておくれ」
と、一人一人に給金をはずんだそうな。ところがな、お頭が、余分にもらつたお金を全部集めると、
「おつりです」といって、必ず返してくれたそうじや。
その人たちの身なりはな、それほどよくなかったが、お金をめあてにしている様子でもなく、決まったお金だけもらうと、さっさと次の村に行ってしまう。
それになあ、そのふしぎな人たちは、一日の仕事が終わると、村人と一緒にご飯を食べながら、見たことや、聞いたことの、いろいろな話をしてくれて、その上、歌ったり、踊ったりもしてくれたそうじや。
このことはな、山深い村の人たちにとって、この上ない楽しみとなって、いつしかその日のくるのを、心待ちにするようになったとさ。
その人たちがな、いったい誰で、何のために大ぜいで歩いていたのか、謎でな。「もしかして、鎌倉のお寺で、修行のために集まっていた、お坊さんたちではなかっただろうか」と、いう人もおったそうな。
おしまい。
■ 一読者の感想

昔ばなしの中には、“おいおいそこで終わってしまうの”という、途中でぷっつりと切られてしまうような終わり方をするものがあります。この物語もそうです。この一団はいったい誰なの?単に農民の親切な助け手が欲しいという素朴な願望を思い描いただけなの?という、もどかしい思いが残ります。

でもちょっと思い起こすことは、農耕社会の昔の日本にあっても、村落に属さない漂白の民が多くいたことです。旅芸人であったり、商人であったり、猟師であったり。明らかに農民とは異なる人々です。この物語で楽しいのは、その異なる人々が争うのではなく、互いに必要とし、しかもお金のやり取りだけではなく、むしろ文化的な交流、人と人との交わりを喜んでいることです。
今私たちの国にも、多くの外国の方たちが働きにきています。こうした方々とも、お金の関係だけでなく、人と人との交わりをも糧として、共に暮らす豊かな社会を築いていけると良いですね。
さて、皆さんはこの昔ばなしをどのように読んだでしょうか。それぞれの皆さんの思いで、それぞれ心に残るものを味わっていただければ、幸いです。
■ 長七郎の参考資料
日本の農業と世界の自給率 (この資料は、2年前にインターネットから抽出したものです)
●農業人口が減少、農作物の自給率も低下
農業は、私たちの食生活を支える上で非常に重要な産業です。
15歳以上の農業就業人口をみると、65年には1151万人だったのに対し、2001年には382万人にまで減少。また就業人口のうちの約66%が60歳以上と、労働力不足が大きな問題になっています。
「品目別自給率」・・・特定の品目ごとに自給度合いを示す。(重量ベース)
「穀物自給率」・・・基礎的な食料である「穀物」(飼料・小麦・大豆・米など)
に着眼し、その自給度合いを示す。(重量ベース)
食料自給率が40%というのは「総合食料自給率」が40%ということです。
ちなみに世界各国の総合食料自給率(カロリ−ベ−ス)は・・・
2001年
2000年
アメリカ
122%
125%
イギリス
61%
74%
フランス
121%
132%
ドイツ
99%
96%
オーストラリア
265%
280%
日本
40%
40%
世界各国の穀物自給率(数量ベ−ス)は・・・
2001年
オーストラリア
273%
アメリカ
127%
中国
95%
イギリス
88%
韓国
36%
日本
28%
因みに穀物自給率(2001)は、世界173国中、日本は130位。
また、人口1億人以上の国の中では最下位です。
 
長七郎の付録
本日のお誕生日の方おめでとうございます。
【 誕生日の花言葉 】
1月22日  シンビジウム(ラン科)  花言葉  深窓の麗人
『忘れいしシンビジウムが花芽もつ このおどろきの今朝のすがしさ』
庭隅に置いてすっかり忘れていた鉢植えのシンビジウムが、花芽をつけていること
に気がつきました。その生命力に驚き、私も朝から元気がでました。
歌人 鳥の海 昭子
 
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