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人気のエスプレッソ、欧米人も来店するハイスポット
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エスプレッソコ−ヒ−というのは、深煎りのコ−ヒ−豆を細かく砕き、圧力をかけて短時間に抽出したコ−ヒ−。通常のドリップコ−ヒ−に比べて味わいが濃厚で、旨みが凝縮され、それでいてカフェインが少なく、表面が細かな泡で覆われているのが特徴です。イタリアやフランスでは最もよく飲まれるコ−ヒ−の形態で、近年シアトルを中心とするアメリカでの流行を経て、日本でも普及しました。
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とりわけ珈琲館のエスプレッソは味わい深く、オペラシティや新国立劇場での公演に関わる欧米人の方々もよく来店します。またコ−ヒ−好きの常連さんも多く、幡ヶ谷では人気のお店の 1 つです。
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Cafe di Espresso の1号店、7年前に開業
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Cafe di Espresso 幡ヶ谷店がオ−プンしたのは今から7年前。当時人気の出始めてきたエスプレッソコ−ヒ−のカフェ展開を考えていた珈琲館が、第1号のフランチャイズ店として出店したのが幡ヶ谷店です。
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店長でオ−ナ−の扇山宏さんは、昔仕事で神戸に勤務していたころ、カフェ形式のコ−ヒ−店に出会い、そのおいしさと魅力に魅せられました。そこで自らカフェ経営に乗り出すことを思い立ち、ドト−ルコ−ヒ−の大型店の店長を勤めるなど研鑽に努めた後に、7年前に今のお店を開業しました。
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じつは扇山さんは、幡ヶ谷生まれの幡ヶ谷育ち。かつてお母さんが今のお店と同じ場所で、珈琲館を営業していました。だから扇山さんにも、コ−ヒ−好きの血が流れていたのは当然のこと。お母さんがお店を辞めて、しばらく店舗を人に貸していたのですが、運よくその場所が空いて、扇山さんはこの地に出店できることとなりました。
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考え抜かれたコンセプト、人気の秘密は店長さん
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Cafe di Espresso 幡ヶ谷店は、スタンド形式で20席弱の比較的小振りなお店です。しかしそこには、店長の扇山さんの確かな出店戦略が伺えます。ドト−ルコ−ヒ−時代の、1日千人もの来店客がある繁華街の大型店での店長経験を踏まえ、扇山さんは、地域の人たちに確かにおいしいコ−ヒ−を味わっていただくために、全く逆の発想で、出店計画を立案しました。まず味とおいしさを考えて、珈琲館のエスプレッソを選び、また効率とお客様への行き届くサ−ビスを考えて、自分1人でも運営できるスタイルを選びました。こうして現在の規模とスタンドタイプのセルフサ−ビスの形式で、お店をスタ−トさせました。
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実際このねらいは功を奏して、お店は繁盛しています。でもその人気を支えるもう 1 つの要因として、店長さんのお人柄と気さくなお客様対応も見逃せません。来店客1人1人に細かく気配りし、やさしく包容力のある笑顔で応対する。その温かみのある対応が、どこか居心地良さを醸し出して、疎外感を感じさせません。常連客が増えるのも、納得です。
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● まちのコミュニケ−ションステ−ションに
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そんな扇山店長が目指す店づくりは、まちのコミュニケ−ションのキ−ステ−ションとなるようなカフェづくりです。 |
確かに近年、まちの商店街は、量販店や都心の専門店に押されて苦戦気味。でも人と人との結びつきを取り戻して、若者も老人も、生活の基盤を作り直していくためには、逆にこれからまちの商店が担える役割があるはずです。 |
今 Cafe di Espresso 幡ヶ谷店の店内では、地域の催し物や、常連客の皆さんが関わるコンサ−トなど、さまざまなポスタ−や案内が掲示されています。 |
お店が愛されるだけではなく、お店に来るお客さん同士が知り合って、結びつきの輪が地域に広がっていく。そんな機会が提供できる地域に生きるお店づくりに、扇山さんは取り組んでいらっしゃいます。 |
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こんな素敵で、セルフカフェなのにどこか心なごむ Cafe di Espresso 幡ヶ谷店。幡ヶ谷六号通り商店街にいらっしゃって、ちょっと一服したい時、また少し時間をつぶしたい時には、是非皆さんも立ち寄ってみて下さい。 |