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3人の出会いとパッチワ−クキルトの制作の経緯 |
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<3人の出会い> |
“三姉妹華の協爛”の皆さんが出会ったのは、 渋谷区 が主導して自主的サ−クル活動の基本を学ぶ自主サ−クル、そして初台の生活学校。この初台の生活学校において、環境への思いを込めて制作したのが、巨大な『環境すごろく』。 |
メンバ−の1人で、キルトの教師でもある小竹さんのノウハウを生かして制作した、環境問題をテ−マとしたすごろくは、縦3m20cm 横4m40cmにも及ぶ巨大なもの。子供たちがその上に乗って、すごろくゲ−ムを楽しむうちに環境問題を学べるユニ−クな作品です。 |
この『環境すごろく』は、2005年に愛知県で開催された愛・地球博にも出品されました。 |
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せせらぎラウンジでの作品展示のために> |
『環境すごろく』でパッチワ−クキルトの魅力を知った、中筋さん、小竹さん、國分さんは、別にボランティア活動に従事していたせせらぎラウンジ喫茶室の壁面を飾るために、その後 3 人で、古着の生地や端切れを利用して、キルトの作品づくりを開始します。ご利用者の皆さんに、憩いと話題を提供しようと制作された作品は、かわいくユニ−クな発想のデザインと丹念な仕上がりで、多くの方々から好評を博しています。 |
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これまでの作品と役割分担 |
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せせらぎ喫茶ラウンジご利用の皆さんに楽しんでいただこうと、毎月1枚ずつのキルト作品を協同制作してきた皆さんの役割分担は、 |
中筋さんが、デザインと配色 |
小竹さんが、ミシン縫製 |
國分さんが、下書きと仕上げ |
3人の息の合った分担作業で、毎月1作のペ−スで、素敵な作品を生み出しています。またこれまでに、毎年1つのテ−マを決めて、シリ−ズで作品を制作してきています。 |
初年度は、器と入れ物シリ−ズ |
2年目は、お花シリ−ズ |
3年目は、日本昔話シリ−ズ |
に取組み、現在に至っています。 |
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これからの目標と課題 |
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キルトを通じて、ものと環境を大切にする精神を伝えていきたいと考える『三姉妹華の協爛』の皆さんは、今後、とりわけ子供たちの教育にも役立つようにと、次のようなキルトの作品づくりを予定されています。 |
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・環境すごろくに続く、環境カルタの制作 |
・英語ABC教材になるようなキルト作品づくり |
・キルトによる世界地図と各地に住む動物マップづくり |
・布の絵本の制作 |
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このように地域において、キルトを通じ素晴らしい作品づくりを続けておられる『三姉妹花の供覧』の皆さんですが、課題となるのは、多忙で、なかなか3人が集まってキルトづくりを行なう時間のとれないことです。なにしろ民生委員や児童委員、保護司、その他の地域活動の世話役等を勤められている皆さんですから、当初予定の1ヶ月に1展のペ−スでは、作品が仕上がらず、どうしても遅れ気味。 |
それでも来年1年は、せせらぎラウンジを飾る作品として、歌舞伎シリ−ズに取組もうと、計画を進めておられます。『三姉妹華の協爛』の皆さんのご活躍を、今後とも期待致します。 |
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