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まちのイベント
「主婦のたくましさ、集結! 〜生活を支えあう〜」− 初台地区フリ−マ−ケット開催
第36回渋谷区リサイクルバザ−ル初台地区フリ−マ−ケット
■ 会場/ 初台区民会館・初台青年館
■ 日時/ 2010年6月13日(日) 10:00 〜 14:00
■ 主催/ 渋谷区リサイクルバザ−ル実行委員会
主婦のたくましさ集結!〜生活を支えあう〜
不用品物々交換会として36年前に立ちあがった「渋谷区リサイクルバザール」。区内の消費者団体や生活環境支援団体を中心に、一般の区民も参加して洋服や雑貨のリサイクルバザーが行われました。
この日訪れたのは、初台地区のバザー。公共施設の2階・3階部分を、4時間にわたり、40の出店者たちが埋め尽くしました。
そこにあったのは、生活の根幹を支える主婦たちのたくましさ。「不景気」「環境破壊」という現代の社会問題に、ともに雄々しく立ち向かう主婦たちの姿を取材しました。
(幡ヶ谷La Vie 石川弥里 記者)
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掘り出し物が沢山集まった会場は
買い物上手の主婦層に大盛況でした。
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出店する「渋谷女子あすなろ会」の皆さん
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「らいふまじょ」の出品コ−ナ−
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買い物袋YES・NO
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掘り出し物にニッコリ!
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● 出店者@:渋谷母子あすなろ会
「渋谷母子あすなろ会」は、母子家庭の人たちが、気軽に悩み事を話し合い、互いに助け合いながら解決していく場をつくろうと、昭和58年に設立されました。会員は現在45人。28年も前から、このバザーに参加しているそうです。家庭でいらなくなった服やおもちゃが、ずらりとならびます。バザーの売り上げ金は、あすなろ会の活動(親睦のための一泊旅行や料理教室など)に使われます。
客「この服、私に似合うかしら?」
あすなろ会「そのピンク色、お似合いです。100円に負けときます」
客「え? ! 100円?」
山積みの服は、みるみる減っていきます。
「エコという切り口で、悩みを抱えるお母さんたちが自然と集まって、話し合いの機会を持つ。精神も、環境も、上向く。売り上げは、またさらなる話し合いの機会に活かされる。28年間、このバザーに参加している理由です」。あすなろ会の代表は言う。
ここでは、このリサイクルバザーが、環境保護と同時に、母子の育成・ネットワーク作りにも役立っていました。
● 出店者A:らいふまじょ
「らいふまじょ」は、日本銀行の指定を受け、貯蓄について勉強する団体です。貯蓄するものは「健康」「心」「人間関係」「お金」の4つ。「まじょ」というのは「不可能を可能にする」という意味だそうです。会員数60人。18年前に設立。物が集まったら、その都度、バザーに参加して、活動資金に役立てます。
その活動内容は興味深く、金融に詳しい講師などを招いて、主婦の知恵、生活の知恵を育てます。講師費用たったの500円。講師から、生活の根幹を支える主婦に「ユーロを買って、今は苦しいだろう家計の足しにしなさい」などのアドバイスが与えられ、家計簿の付け方なども伝授されます。
バザーに出店されているものは、カバンや靴から、ハンコ入れ、小物ボックス、ペンダントと、売れそうなものなら何でもござれ。
「ハンコ入れ、20円です」
「ええ!まじで?」
30年前の駄菓子屋に戻ったような値段で売られていました。
「バザーを通して、仲間ができて、友達や生きがいを貯蓄しています。バザーの売り上げで活動資金を調達し、会が開かれ、私でも日銀の本を読むようになりました。家計のやりくりに活かして、大げさですが、不況時代の日本経済を支えています」。メンバーの皆さんが口をそろえて言いました。
ここでは、バザーが、環境保護だけでなく、経済活性化とその根底となるネットワーク作りの一翼を担っています。
● イベント:「買い物袋を持ってきて」
会場の一角に、ボードが立てかけられていました。
バザーを主催する渋谷区初台地区リサイクルバザー実行委員会(7人の主婦)と、後援の渋谷区が考えたイベントです。
「あなたは買い物袋を持っていますか?持っていませんか?」。
YES・NOの場所に、それぞれ答えをシールで貼るようになっています。答えたら、素敵なMY箸をプレゼント。
私はMYバッグこそあったものの、箸はありませんでした。「あちゃ〜」と思いましたが、箸をもらって、とてもお得な気がしました。「よし、今度はMY箸も一緒に持って歩こう」と。効果的な環境イベントです。
来場者の意識は高く、買い物袋については8〜9割がた、箸については5割ほどがYESと回答しました。ほとんどの人たちが買い物袋持参でバザーを楽しみ、2人に1人がMY箸で食事をとっていました。
来年は会場を訪れる全員が、MY箸とMYバッグ持参でやってくるでしょう。
また新しくやってくる人たちは、ここで環境の大切さを学ぶのでしょう。
「買い物袋と箸を持ってきて」。
誰でもできるからこそ、忘れがちな環境保護。繰り返し伝えることの大切さを、このバザーは、当たり前にやってのけていました。
● 主催者:渋谷区初台地区リサイクルバザー実行委員会
上記イベントを率先してやっているのは、バザーの主催者、渋谷区初台地区リサイクルバザー実行委員会に所属する7人の主婦です。驚異的にも、バザー発足の昭和53年から36年間かかさず委員会メンバーを続けているそうです。
私「発足時、私3歳です」
実行委員会「あらあ、まあまあ。もうそんなにたっちゃったのね〜」
私「みなさんボランティアですか?」
実行委員会「初めから今までずっとボランティアよ」
「私はずっと売り子係」
「私はカレー作り」
「食券売りよ」
「3日間続けてパウンドケーキを100個焼いてきたわ」
「広報。買い物袋削減を訴え続けているわよ」
みなさん、ひ孫までいようかという御年ですが、圧倒的にパワフルです。消費者団体、生活支援団体などのメンバー。地域になくてはならない代表者たちで、頼もしい黒子役です。
私「バザーを開催し続ける理由は?」
実行委員会「資源を大切にしよう、から始まったの。古着にもう一度、命を吹き込んであげようと。その精神は今も変わらない。地域リサイクルの輪を広げようと呼びかけ続けてきて、ようやく40店舗参加するまでになった。不況でもう一度、物を見直そうという動きもある。もちろん環境や経済も大切だけど、地域貢献の場、人との結びつきを一番大切にしたいと思ったから、続いているのだと思うわ」
発足者たちは、バザーそのものが自分の分身、自己実現の場であり、バザーを通して、環境・経済問題に取り組むだけでなく、人の結びつきの大切さを訴え続けています。
● 客:主婦(東京・町田市から参加)
「実行委員会のKさんがいるから、このバザーに毎年来るの」
町田からやってきた女性は、上記あすなろ会のピンク色の服を買いながら、バザーに来た目的を語ってくれました。
「エコは大事よね。世の中に役立つために、お金を落とすことも大事。客は、寄付という形でサポートできるのではないかしら。だから町田から来たの。実行委員会の趣旨に賛同しているわ」
この女性、実は元渋谷区民で元民生委員。引っ越しても、ふるさとへの地域貢献を忘れていませんでした。
実行委員会の「環境」「経済」「結びつき」のメッセージは、来場者の心にも届いています。
● 最後に
1つのバザーを通して、主婦の知恵とパワーに圧倒されました。
「明日の地球はどうなる?」
「明日のパンはあるのか?」
今、社会が右往左往する中で、主婦たちは、着実に地に足をつけて、明日を見据えています。いざというとき、頼れるべきものは、自分たちの底力と地域のつながりだと知っているからです。だからもう活動を始めているのです。
あなたもリサイクルバザーに参加してみませんか?
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