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ひびきの会の目的 |
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ひびきの会のメンバ−の多くは、病気や事故で中途失明した方々です。
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視力を失うということは大変なことで、それを知った時の本人のショックは計り知れません。またたちまち生活に困ったり、家族の亀裂に結びついてくることさえ生じてきます。そのためにほんとんどの方が、一度は生きることを放棄したいと考えた体験を持っています。
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そうした状況から立ち直って、障害があっても与えられた生命を、限りなく元気に明るく生きていこうと、以下の4つの課題を目標として設定して、活動に取り組んでいます。 |
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1.励ましと元気の分かちあい |
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障害のある方が、1人でいると落ち込みがちになるものです。でも皆で集まると、お互いに元気をもらうことができます。そこで様々な楽しいイベントを企画して、親睦と交流を深め、お互いに元気を分かちあっていくことができるようにしていきます。
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2.情報の交換と生活上の工夫の分かち合い |
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視覚障害があるということは、日常生活を送っていく上で様々な不便が生じてきます。そこで行政やボランティア団体が提供する様々な音声サ−ビスや、また音声ガイダンス付の製品の利用が必要になってきます。こうした視覚障害者が日常生活を営んでいく上での必要な情報の交換や、生活上の工夫の分かち合いを行ない、日常生活をよりよくする取組みを行っていきます。 |
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3.障害者にやさしい町づくりに向けてのお願い |
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たとえ障害があっても、買い物に行きたいし、時には友人を訪ねたい。春には外の暖かい風の気配を身体いっぱいに感じ、秋には爽やかな空気を吸うために、自分の足や車椅子で歩き回ってみたい。しかし実際には、白杖を手にして外を歩くにしても、まだまだ点字ブロックが敷設されていないところが多くあります。また交通量の多い交差点であっても、音声信号どころか信号さえないところがあり、横断歩道を渡るためにも、非常な勇気と決断が必要な場合が少なくありません。 |
そこで、障害者や高齢者に優しい町づくりの理解と行政当局への働きかけも、取組みの 1 つとしています。 |
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4.視覚障害者の自立の促進に向けて |
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読めない、書けないというのは大きなハンデです。しかし生活の自立を果たしたい、細々ながらも経済的自立を果たしたいというのは、視覚障害者のみならず障害を持つ人たちすべての強い願いです。現状の福祉に頼りきりになってしまうのではなく、大勢の方々から少しずつ力を貸りながら、自立の道を模索をしていくために、取組みを進めていきます。 |
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● 具体的な活動 |
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現在取り進めているひびきの会の具体的な活動は、以下のとおりです。 |
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〇 カラオケ親睦会 |
毎月1回、月曜日の午後に、会員によるカラオケの親睦会を行なっています。場所はリフレッシュ氷川の集会室。 |
ボランティアの皆さんの歌詞サポ−トの支援を得て、みんなでお茶とお菓子を頂きながら、楽しく歌います。 |
〇
福祉講座の開催 |
ひびきの会が主催して、一般の方々を対象に、年に2回程度福祉講座を開催しています。 2008 年 3 月には、『お話朗読会』開催しました。 東村 山朗読研究会から4人の語り手を迎え、子供の詩、木下順二「山の背くらべ」、中島敦「山月記」、菊池寛「入れ札」等朗読の素晴らしさを堪能しました。 |
〇
日帰り旅行 |
年に1回、会員により日帰り旅行を実施しています。 |
〇 その他 |
その他、運動会等 渋谷区 障害者団体連合会のイベントへの参加、またお花見やウォ−キング、忘年会等季節に応じた様々な取組みを行っています。 |