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モット−は無理なく楽しく |
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ご近所づきあいの途絶えた現代。とりわけ若い時分に比べて身体も言うことを効かなくなってくる高齢者は、ついつい家に引き篭もりがちになってしまいます。でも一緒に集まって、手指を動かしてものづくりをしていると、健康にも良いし、自ずとおしゃべりもはずんできます。仲間の元気な顔を見て、自分も元気をもらって。
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高齢者にも人気の『デイ若草』では、ご高齢のメンバ−の生活リズムも考えて、あえて負担になる目標や課題は掲げません。決まっていることは、ただ水曜日の午後に、来れる人が「せせらぎ」に集まるということだけ。そこでゆったりとお茶を飲んだり、お菓子を食べたり、そして小物を作ったり。自分ペ−スの落ち着いた時間と交わりを楽しみます。
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主な手作り細工の作品 |
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主に作っているのは、折り紙細工です。色紙ばかりでなく、広告のチラシなども持ち寄って、みごとなお人形やくす玉、化粧箱等に仕上げていきます。折り方は互いに教えあいます。他のサ−クルから折り方を教わってきて、みんなに教えたり。またここで教わった作品を、別のところに出向いて行って教えたり。こうして作品の数を1つずつ増やしています。 |
主に作っているのは、折り紙細工です。色紙ばかりでなく、広告のチラシなども持ち寄って、みごとなお人形やくす玉、化粧箱等に仕上げていきます。折り方は互いに教えあいます。他のサ−クルから折り方を教わってきて、みんなに教えたり。またここで教わった作品を、別のところに出向いて行って教えたり。こうして作品の数を1つずつ増やしています。 |
こうして制作した作品は、バザ−で販売して収益金を寄付したり、知人やお孫さんにプレゼントしたりで、とても喜ばれています。 |
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スタ−トは11年前、若草寮で |
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デイ若草の活動が始まったのは、今から11年前。当時はまだ介護保険の始まる前で、認知症予防が問題となり始めた頃でした。そんな時に、高齢者が無理なく楽しく集う場として誕生したのが『デイ若草』です。以前幡ヶ谷にある児童養護施設若草寮の職員だった尾上さん(デイ若草代表)が、ボランティアセンタ−の要望もあって、若草寮のスペ−スを使い、数人の有志の皆さんと共に会を立ち上げました。 |
若草寮では、児童養護施設の子供たちとの交流もあって、活動が継続しました。叱る時は叱る、甘えさせる時は甘えさせるぐらいの方針で子供たちと接して、一緒にものを作ったり、お菓子をたべたりする中で、子供たちとの交流も深まりした。家庭に恵まれない子供たちは、職員さんたちとは異なるおばあちゃんの温もりを感じ、高齢者ならではの児童ケアの効果も発揮しました。しかし2007年に、若草寮が新しく施設を建替えたのを期に、『デイ若草』は活動の拠点を西原の「せせらぎ」に移しました。 |
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元気で長く100歳まで |
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現在『デイ若草』では、20名近くの方が集まって、自分ペ−スの活動を楽しんでいらっしゃいます。会員は、もちろん若い方もいらっしゃいますが、70歳後半以上のご高齢の方も多く、中には80代後半や90 歳を超える方も。いつまでも元気で長く、 100歳を越えても参加できることが会の願いです。 |
入会基準は特にありませんので、どなたでも気楽に水曜日の午後、せせらぎに『デイ若草』を尋ねてみて下さい。 |
こうしたサ−クルが西原地区だけでなく、各地区に、高齢者も無理なく歩いていける範囲にたくさん出来ていくと良いですね。 |
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※現在幡ヶ谷地区においても、児童養護施設若草寮で、デイ若草のメンバ−が月に1 回同様の手作り細工のサ−クル『デイひまわり』の活動を行なっています。 |
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姉妹サ−クル 手作り細工の会『デイひまわり』 |
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■ 活動場所 / 児童養護施設若草寮 |
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷3−4−9 TEL:03−3377−6445 |
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■ 活動日時 / 毎月第4月曜日 13:00〜16:00 |
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■ 連 絡 先 / 藤田知子 080−5446−6002 |
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