まちの福祉施設紹介

● 新しくなった若草寮

若草寮は今年、たくさんの方々の援助を頂いて、改築・新築し、新しく生まれ変わりました。

これまで子供たちが 30 人でいっしょに生活していたのが、小舎制に移行し、 4 つのグル−プに分かれて生活するようになりました。部屋は一人部屋か二人部屋で、グル−プのひとつひとつにキッチンやリビング、お風呂などがあります。生活空間はとても快適で、子供たちに落ち着いた生活環境が提供できるようになりました。

児童養護施設は、かつては孤児院とも呼ばれ、親や保護者のいない子供たちが多く入所していました。しかし最近では、事情があって家庭でいっしょに暮らせない子供たちが多くなっています。小舎制は、そうした子供たちに職員の方々がマンツ−マンで向き合って支援していくためにも、適しているようです。

若草寮の子供たちは、それぞれに課題を抱えながらも、みんな明るく元気に生活しています。子供たちが自立して施設を巣立っていけるように、地域の私たちも暖かく見守り、支援していけるようになれば良いですね。

また若草寮には、地域の方々との交流を図るためのコニュニティ−ホ−ルを完備しています。しかも防音構造となっているので、音楽活動も心配ありません。現在も合唱サ−クル等いくつかの団体が定期的に利用しています。地域でのサ−クル活動や交流活動等で場所をお探しの方には、便利な施設です。営利目的の運営ではないので、利用ご希望の際はご相談下さい。